loading

R.A.W. 戦走機械 2026

◆作品紹介

本作のタイトルは『R.A.W. 戦争機械 2026』。その名のとおり、『R.A.W. 戦争機械』という作品の2026年バージョンであり、僕は以前に別のバージョンを2つか3つ読んだことがある。ことあるごとにリミックスされ、リライトされているらしい本作には、著者しか知らないバージョンや、著者も知らないバージョンや、バージョンとバージョンの間隙に落ちたバージョンや、生まれることのなかったバージョンや、これから生まれることになるバージョンが存在するのだろう。速さ。資本主義の臨界点に向かう僕らに残されたあらゆる生のパターンが闘争線/逃走線に収斂するのなら、すべての演算資源は速さに向かうだろう。そのとき僕らは一つの言葉だけを口にするだろう。「ならばもう一度」と。繰り返し反復され、何度も何度も上書きされ、折り重なった無数の器官なき身体は、単に無数の無であって、ゆえにそれは誰にも捕らえられることのない速さを獲得し続ける。Strive Everybody, If you are hungry. You get nothing unless you do something, but You get nothing even if you do something. Strive. We are stoked this fine day. (編・樋口恭介)

◆作者プロフィール

永良新(ながら・あらた)

埼玉県生まれ。漫画家、デザイナー。慶應義塾大学環境情報学部卒業。大学時代の専攻はスペキュラティヴ・デザイン、SFプロトタイピング、近代デザイン史など。バイオパンクやプラスチックパンクといったポスト・サイバーパンクのコンセプトを、マンガやタイポグラフィを通じてデザインしている。