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吉田棒一「SALARYMADELICA」

吉田棒一「SALARYMADELICA」

◆作品紹介

かつてYohji Yamamotoの採用面接で、男性の立ち姿における奇妙な手持ち無沙汰さと衣服の関係について、鈴木清順作品を例に挙げながら話したことがある。落ちた。10月末に『愛系の人類』の発売を控えた吉田が送るNew Shitは、とある中途採用面接を舞台に展開する。それは吉田お得意のナンセンス爆撃によって彩られているのだが、同時に何か特殊なかたちで徹底されたリアリズムにも見える。それもそのはずで、言うまでもなく面接とは、剥き出しのフィクションかつ剥き出しのリアルなのだ。そしていつであれどこであれ、もっとも実存的なものは、もっともフィクショナルなものの上においてこそ試される。(編・青山新)

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