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吉田棒一「フィクショングレイシー」

吉田棒一「フィクショングレイシー」

◆作品紹介

日記のおもしろいところは、どれだけ事実に忠実にあろうとするにせよ、真実だけを書き留めようとするにせよ、結局のところそうした意志もふくめて、すべてはそのときどきの書き手自身の心象風景の描写にすぎず、あとから読み返せば誰もが、「こんなことあったかなあ」と首をかしげるところにある。古今東西多くの日記の書き手がそうであり、ましてや21世紀の小説家がわざわざ書いた日記など、言うにおよぶはずもない。(編・樋口恭介)

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