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伊藤基晴「大前粟生のこと」

伊藤基晴「大前粟生のこと」

◆作品紹介

『柴犬二匹でサイクロン』の装幀に用いられているフォントは繁体・簡体の中文書体で、そのために漢字やかなのバランスが奇妙に崩れている。川名潤はこれを指して「パンク装幀」だと言っていたはずだが、私はあまりパンクに詳しくないのでよくわからないし、何が出典だったかも忘れてしまった。ほんとうに私的な記憶というものはつねにフィクションと区別がつかない。そういえばずいぶんと長いあいだ、大前粟生のことを大前栗生だと思っていた。いま入力していてもどこか自信がない。(編・青山新)

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