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・無料期間:クーポンの使用開始から1ヶ月
・使用可能期間:2025年12月24日 18:00から2026年1月25日 23:30
そこで本記事では、2025年の掲載作のうち、編集部それぞれが特に思い入れの深い作品をコメントとともに紹介いたします。ぜひ読書の手引きとしてご参考ください。
また、anon press以外の各種コンテンツからもレコメンドを紹介していますので、2025年の振り返りとしてもお楽しみいただければ幸いです。
それではどうぞ!
(*各コンテンツはおおよそ時系列で並べています)
anon press
惑星ソラリスのラストの、びしょびしょの実家でびしょびしょの父親と抱き合うびしょびしょの主人公「ツイート傑作選」
千葉雅也のツイート集めた本より面白いと思う。(ろっとん)
【anon interviews#01】灰街令「世界の記憶を濃縮する」
今年はanon records躍進の年だったと思います。この記事に限って言えばインタビューという形式をとれたのもよかった。(永良新)
青島もうじき「樹脂する葉脈」
青島もうじきさんらしさが存分に出ていて、ワクワクしつつ、背筋がぴしっとなる小説でした。(平大典)
黒浜灯幼(アクルト)「岐阜県立勝利研究所による本年度の取り組みについて」
勝利だよ、勝利だよ(てーく)
zonbipo「アイニードマイカー(Slowed + Reverb)」
ずっと依頼したかったのでよかった。今の季節に読むとあらためて沁みる。こういうクールさって得難いものだと思う。(青山新)
匿名潟嬢姫「お豆腐の味」
本当にツボだった。無茶苦茶。ありえないぐらい笑ったし、かっこいいと思った。テキストの空気感や画風、コマ割りの緩急の付け方がすごい好み。(IoriNakaguro)
こういうの出せないなら、anon pressやってる意味なし。(青山新)
内田ウ3「ビー・ウォーター」
ゴリゴリのSFかと思わせておいて青年の自意識垂れ流しトークが始まるの面白すぎる。世界のシステムと住人の距離感って本来このくらいだよなぁと思ったし、それでもいいんだと思った。少し泣いた。(IoriNakaguro)
転売、それは苦しい【anon interview#2】
anon pressはリアル。(青山新)
synomare「Before Constructed」
古くて新しい、本来あるべき姿をしている小説。(樋口恭介)
黒浜灯幼「思考が気持ち悪く、低身長で痩せ細り、学がなく、貯金が2万円しかない男は、いい男よ」
どこまで本気なのか分からない。それがこの小説のよさだと思う。本当に面白かった。状況が緊迫すればするほど笑ってしまう。(IoriNakaguro)
内田ウ3「陽の当たってる部分だけあったかい」
俺たちのための小説。(ろっとん)
anon press(編)『TOKYO CYBERPUNK TRIBUTE』
手前味噌ですが、過去一遊んだエディトリアルデザインでした。(永良新)
流石にこれ持ってないのはフェイク。(青山新)
anon press以外
珈琲『ワンダンス』
最近アニメが放映されたダンス漫画。題材のダンスに興味がなくても大丈夫。漫画表現の原点を問い直し、限界に挑戦する前衛漫画なので。(永良新)
Barker『Stochastic Drift』
大体のダンス・ミュージックは部屋で聴いてるともの足りなく感じるものだけれど、このアルバムは部屋で1人で聴いているときが一番合うように感じる。それでいて、身体に訴えかけ、私はゆっくりと身体を揺らすことになる。Aphex Twinを始めて聴いたときもそう感じたように。(ろっとん)
天沢時生『すべての原付の光』
「イグニッションキーをオラッと回した」みたいな文章で一生笑える。ゴッドスピードユー! ブラックエンペラーSF。(樋口恭介)
bigsos「COCABRANCO」
ほとんど音楽を聴かなかった2025年、Apple Musicのライブラリに追加されていたのは、Playboi Carti『Music』とこれくらいのものだった。bigsosの異様にクリアで断片的な描写は常にビートからこぼれ落ち、記憶と忘却のあいだを早足で通り過ぎていく。何かに追われるように。何かを追いすがるように。(青山新)
Ye 「BEAUTY AND THE BEAST」
来年1月リリース予定のアルバム「Bully」からのシングル。度重なる炎上、問題発言、双極性障害(自閉症?)様々な問題を抱えたYeが日本で製作した(とされる)楽曲がこんなにも美しいことに驚きを隠せなかった。キャンセルされながらも未だに影響力を強く持ち続けるYeがどのような未来を見据えているのかがずっと気になってしまう。YZYの新作も欲しい。(ろっとん)
Tyler,the creator『Don't tap the glass』
コンセプト性の強い前作「CHROMAKOPIA」とはうってかわって、タイラー・ザ・クリエイターはフィジカルに強く訴えかける。「ただ踊れ」と。その肉体性と純粋な楽しさに惹かれた。9月に行われた来日公演でのパフォーマンスも素晴らしかった。 (ろっとん)
Anna Calvi and Perfume Genesis 「I See a Darkness」
Bonnie Prince Billyのカバー曲。ロザリアやジョニー・キャッシュのカバーも良かったけど、これもよかった。泣ける。(平大典)
アニメ『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』
原作でもすごかった爆豪復活→ワンフォーオール戦は熱かった!「ボケが来たかよ! 俺ァ爆豪のかっちゃんだバァアカ!」は最高。(平大典)
「RAPSTAR 2025」
Tohji、¥ellow Bucksなど現行日本語ラップシーンで活躍するラッパーを排出したオーディション番組。今年はsonsi、 27AM、 Sieroといったラッパーを知ることができてよかった。特にsonsiが父親との確執、障害など過酷な状況をラップという表現手段を使って乗り越えようとしている姿に食らった。(ろっとん)
DOGO『THE GRAFFITI MARKET』
自分の周りで異常に流行っているバンドDOGOのアルバム。 変則的な楽器隊のトラックの上にシュールな歌詞が乗るだけでなぜこんなにも惹かれてしまうのだろう。注目に値するバンド。(ろっとん)
『プルリブス』シーズン1
待望のヴィンス・ギリガンの新作。これまでニューメキシコ州アルバカーキを舞台にドラッグと犯罪に塗れた人間くさいドラマを撮り続けていたギリガンだが、ここにきて同舞台でエヴァや伊藤計劃『ハーモニー』のようなアポカリプティック・ユートピアSFを展開した。コロナ禍とAIの台頭の後で、このドラマがどのような問いを我々に投げかけるのか注目したい。(てーく)
今井新『ああ資本主義の悪の華はいつまで咲き誇るのか。』
以前anon pressにも漫画を寄稿くださった今井新さんの初連載作品。初連載作品で、まだ第2話までしか更新されていないのにヤバい香りしかしません。いったいどうなってしまうのでしょうか。(永良新)
Andrew Aged『crown』
新世代ギター・ヒーローMk.geeのサポートメンバー、Andrew AgedのソロEP。実験的な音作りと浮遊感、それでいて失わないポップさが魅力的。(ろっとん)
David RappeneauのInstagram
https://www.instagram.com/mitsubishi_ufj_financial_group/
2024年には作品集も出したフランスのアーティスト、David Rappeneau。画風がかっこいいのは前提として、Instagramで一生やってるかまってちゃんムーヴが好き。「LIKE AND COMMENT IN MY NEW DRAWING RIGHT NOW!!!!!!!!!!」「WHY DOESN'T ANYONE LIKE MY LATEST DRAWING???????????」みたいな文字が赤と黒で点滅しながら出てくるポストを見て爆笑した。(青山新)
大山海『力石持つ』
令和のマジックリアリズム!! ……のようでいて、なんだかもっと大きなもののようでもある。『宝石の国』や『エブエブ』で、石がノンヒューマンの代表のような顔をして話し出したときは心底がっかりしたものだが、本作には真逆のワクワクがあった。(青山新)
仲山ひふみ+ele-king編集部(監修)『ポピュラー文化がラディカルな思想と出会うとき――マーク・フィッシャーとイギリス現代思想入門』
日本におけるカルチュラル・スタディーズの受容は、時代的・歴史的な制約から不十分で歪なものとなっていたように思う。本書はその状況を打破する一石となるはずだ。例えばマーク・フィッシャーにしても、いわゆる「現代思想」的な文脈だけでなく、レイヴ・カルチャー等、UK特有の文化的・思想的背景を踏まえて扱わなければ片手落ちであり、本当の理解は困難であろう。本書の「イギリス現代思想」という切り口でのアプローチは見事。必読。(てーく)

















