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✞きど✞「反転する重力について」

✞きど✞「反転する重力について」

◆作品紹介

誰が建てたのか不明な塔。目的も明示されぬ追跡。登場人物たちは感情を欠いているのではなく、現代と現実を生きる我々とは違う何かを見ている。そんな感覚を与えるこの小説は、かのJ・G・バラードが愛したように、この都市もまた心理の延長ではなく、心理を逆照射する装置である。建築が感情を生成し、天候が記憶を蒸留する。街は廃墟になることを拒み、かといって完結することもない。ゆえにすべては途中であり、「null」のまま宙ぶらりんになる。(編・永良新)

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