7/31(金)・8/1(土)の2日間、北千住BUoYで開催される〈anon press presents「CY」〉に向けて、出演アーティストを紹介していきます。
本イベントは、anon press初のトリビュート作品集『TOKYO CYBERPUNK TRIBUTE』物理版の刊行を記念するもの。「東京」と「サイバーパンク」を主題に据え、その現代的な可能性を検討する同作には、SF作家・詩人・漫画家・現代アーティスト・音楽家・映像作家など20名を超える表現者が集い、約500ページ・フルカラーの一冊として結実しました。その作品世界を拡張するように、2日間の会場では総勢13組の演奏やDJに加え、映像、展示、パフォーマンス、トークなどさまざまな表現が入り乱れます。
以下、記事の本文です。
https://anonpress-cy.peatix.com
オンライン配信+3週間アーカイブ視聴用のチケットは以下から。購入者には特典として、『TOKYO CYBERPUNK TRIBUTE』オンライン販売への優先&特別価格での案内も付属します。
https://anonpress-cy-online.peatix.com/
▼ 7月31日(金)出演アーティスト
● EYRIE

鍵盤奏者・鈴木瑛子とRina Kohmotoによるピアノ連弾を軸とするインストゥルメンタル・バンド。2021年結成、同年夏のフジロック〟21でライブ・デビュー。メンバーはいずれもバークリー音楽大学出身で、ジャズ/プログレッシヴを基盤に転調を重ねる複雑な構築性が持ち味。2024年に手塚治虫『火の鳥』連載70周年記念アルバム『火の鳥』でユニバーサルからメジャー・デビュー。メンバーのRina Kohmotoは2025年、ソロ曲「RRRR」をanon records から発表している。
まるで『Romantic Warrior』期のChick CoreaとJacob Collierを架橋するようなカラフルな音――それがEYRIEの大きな魅力だ。多彩な響きの連弾と、目まぐるしく肉体的なリズムは、聴く者を瞬く間に陶然とさせるだろう。1stアルバム『火の鳥』の名のとおり、苛烈で、それでいてキュートな音像を、ぜひ会場で体感してほしい。(てーく)
https://m.youtube.com/watch?v=PLJGh1Q2J5w
● 諭吉佳作/men

2003年生まれのシンガーソングライター。2018年、「未確認フェスティバル」で審査員特別賞を受賞。崎山蒼志とのコラボレーションや、でんぱ組.incへの楽曲提供でも知られる。2020年には坂元裕二の朗読劇「忘れえぬ、忘れえぬ」の主題歌・サウンドトラックを担当。「文學界」「ユリイカ」への寄稿など、その活動は音楽にとどまらず多岐にわたる。今年6月にはMaltine Records(マルチネ・レコーズ)より、abelestとのコラボレーション作品『THE TRAILERS』をリリース。
ベッドルームのサイボーグ・ポップ――私が初めて諭吉佳作/menの音楽を聴いたとき、そんな言葉が思い浮かんだ。リズムもテンポも自在に変化する電子ポップのトラックに、憂いを帯びたメロディと艶のある歌声(ちなみに私はこの人の声が大好きだ!)が乗る。その響きには、現代の抒情性が詰まっている。この類稀なアーティストのパフォーマンスを、今から心待ちにしている。(てーく)
https://m.youtube.com/watch?v=rPffqwTJlJo
● kidlit

東京都出身の作編曲家/ピアニスト/ボーカリスト。旧名義は深水チエ。国立音楽大学を首席卒業、お茶の水女子大学院で映画音楽分析をテーマに音楽学修士を取得。3歳からクラシックピアノを始め、2016年より現名義で活動。トイトロニカ/ポストクラシカルを通過した繊細でシネマティックなポップを、作詞・作曲・演奏・歌唱からミックス・マスタリングまで一人で手がけるセルフプロデュースで発表。劇伴・楽曲提供・ライブサポートも幅広い。今年6月にはanon recordsより楽曲「When The Silence Speaks」をリリース。
kidlitが描くのは、現代的なポストクラシカルの抒情と、múmや高木正勝を思わせる、おもちゃ箱をひっくり返したような童話的な無邪気さが同居する音世界だ。それでいて決してアブストラクトに寄り切らず、時にジャジーでソリッドなリズムと、ポップなメロディを歌うボーカルが乗るのがこのアーティストの大きな特徴だろう。この万華鏡のような響きが、フロアのわれわれを心地よく温めてくれるはずだ。(てーく)
● 灰街令

Windows95と同年生まれの作曲家。2020年に国立音楽大学大学院修士課程を修了。音が音楽として現象する、または音楽が音へと還元される瞬間の時間経験に関心を持ち、「断片性/潜在性」を特徴とする作曲をジャンル横断的に行っている。anon recordsからは楽曲「Memorized Memorandum」、『TOKYO CYBERPUNK TRIBUTE』のテーマ曲「EMBEDDED ENDROLL」をリリース。
『TOKYO CYBERPUNK TRIBUTE』テーマ曲「EMBEDDED ENDROLL」は、ゲームミュージックとドゥームメタルの悪魔合体的組曲だった。その禍々しい質感にも驚かされたが、なにより感嘆したのは、これまでの灰街令作品にも共通する複数のリズム=時間が同居するような構造と、それをまとめ上げる構成力だ。その音楽が、ステージ上の身体を通じてどう上演されるのか、そこが見どころとなるだろう。(てーく)
● Shuta Hiraki

長崎県を拠点とする音楽家/批評家。フィールドレコーディング、アンビエント、ドローン、サウンドコラージュの境界を横断する作品を、VAAGNER、KYOU Records など国内外のレーベルから発表している。「よろすず」名義ではTURNやCINRAといったウェブメディアに数多く寄稿し、ライナーノーツや自身のnoteでも精力的に執筆を続けている。anon recordsからは「Graveyard」、「Memorized Memorandum (Shuta Hiraki Remix)」をリリース。今年6月には国内の先鋭的な電子音楽レーベルより、新作『Etude』を発表した。
Shuta Hirakiの音楽には不思議で魅惑的な混淆性がある。新作『Etude』にも顕著だが、FenneszやTim Hecker的な、ヨーロッパのロマンティシズムを通過したアンビエント〜ノイズ〜ドローンのあわいから、異邦の響き、童謡を思わせるような和声感の「うた」が聴こえてくる。その異質な音たちが衝突して生まれる軋みが、一瞬の「閃光éclat」(グリッサン)となって聴き手を貫くのだ。この光を、会場で見届けたい。(てーく)
7/31(金)出演アーティストの紹介は以上になります。8/1(土)出演アーティストおよび、展示作家などの紹介は近日中に更新予定です。
興味のあるアーティストが見つかった方は、ぜひ以下からイベントのチケットをチェックしてみてください!
https://anonpress-cy.peatix.com
https://anonpress-cy-online.peatix.com/
anon press presents「CY」
【日時】
- 2026年7月31日(金)16:30―21:30
- 2026年8月1日(土)12:30―20:00
※開場・受付は各日開演の30分前から
※入退場自由(再入場時はリストバンドを提示いただきます)
【会場】
- 北千住BUoY 地下スペース(〒120-0036 東京都足立区千住仲町49-11)
【チケット】
▼会場参加:
- 1day: 前売 4,000円/当日 4,500円
- 2days: 前売 7,000円/当日 8,000円
▼オンライン配信+アーカイブ:
- 1day: 3,000円
- 2days: 5,000円
【ライブアクト】
▼7月31日(金):
- EYRIE
- 諭吉佳作/men
- kidlit
- 灰街令
- Shuta Hiraki
▼8月1日(土):
- r0tten
- lil peace
- MON/KU
- HAIZAI AUDIO
- JACKSON kaki
- UNCIVILIZED GIRLS MEMORY
- Yaporigami
- 夢咲みちる
【VJ】
- aratanagara
- yonayona graphics
- 米澤柊
- シークレットゲスト(後日発表)
【展示】
- synomare
- 日向曖
- 米澤柊
- 水野幸司
- 伊藤道史
【トーク】
- anon press + シークレットゲスト


